意匠登録ってどうすればうまくいく?気をつけたい3つの落とし穴
「デザインもアイデアの一つだから、守りたいんだけど、何をすればいいの?」
そんな声にお応えして、今回は意匠登録で注意したい3つのポイントをご紹介します。
まず1つ目は、「公開前に出願すること」。
実は意匠登録は、一度でも世の中に公開してしまうと登録できない可能性が高まります。
「ホームページに載せたあとで出願しようと思っていた」という方も多いのですが、それでは手遅れになることがあります。
最近では、展示会やSNSに投稿する前に相談に来られる方も増えました。
2つ目の注意点は、「画像の準備の仕方」。
意匠登録では、提出する画像がそのまま保護の範囲になります。
つまり、少しでも省略したり、角度が足りなかったりすると、保護されない部分が出てきてしまいます。
たとえば、側面図が抜けていたために、模倣品が出てきても「そこは保護対象外」となってしまうケースも。
私たちは、意匠の内容や使われ方に応じて、どの角度をどう見せれば良いかを一緒に考えながら、必要に応じて図面の修正や補助も行っています。
3つ目は、「海外展開を見据えた出願戦略」。
国内で登録できたからといって、海外での保護が自動的に得られるわけではありません。
中国や欧州、アメリカなど、国によって制度も審査の基準も違います。
「日本では大丈夫だったけど、中国では通らなかった」ということがないよう、各国の事情に詳しい当弁理士がサポートに入りますのでお気軽にお問い合わせください。